ゾンビ

ロメロ監督×ゾンビ映画の歴史と『~・オブ・ザ・デッド』系ゾンビ映画のまとめ

『~・オブ・ザ・デッド』ってタイトルに付くゾンビ映画って、やたら多いですよね。

良作映画から、なんやこれB級くそ映画まで…とにかく大量にあります。

実際のところ、『オブ・ザ・デッド』が末尾に付く映画ってどんくらいあるんだろう…と、ふと疑問に思ったので、いろいろ調べてみました。※尚、原題には付いていませんが、邦題で付けられたものも含めます。

調べていくうちに、想像以上に自分はゾンビ映画について知らないことだらけだったので、勉強がてらまとめてみました。

ゾンビスタンダードと『オブ・ザ・デッド』の起源

そもそものお話しから。

『オブ・ザ・デッド』というワードをゾンビ映画のタイトルでよく見かけるようになったのは、ゾンビ映画の巨匠と言われる故ジョージ・A・ロメロ監督の作品がその起源となっています。

出典:https://www.imdb.com/name/nm0001681/?ref_=tt_ov_dr

なんかかわいいな。

作品詳細は後述しますが、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ゾンビの誕生(1968)』が、現在のゾンビ映画のスタンダードを作ったとも言われています。

作品の公開後にアメリカでカルト的な人気を博していき、続編の『ゾンビ:Dawn of the Dead(1978)』、『死霊のえじき:Day of the Dead(1985)』が製作され、ゾンビ映画が爆発的にヒットし出すようになりました。

先人の残した名作たちに影響を受けた事から、『オブ・ザ・デッド』とタイトル末尾に付けられたゾンビ映画が現代に至るまで数多く輩出されています。

ジョージ・A・ロメロ監督作品

『~・オブ・ザ・デッド』のはしりであり、「ジョージ・A・ロメロのデッドシリーズ」とも呼ばれた伝説の6作品を紹介します。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ゾンビの誕生

墓参りにやってきた兄妹ジョージとバーバラ。そんなふたりに、甦った死体が襲いかかる。ジョージは格闘の末に死亡し、近くの家に逃げ込んだバーバラは他の避難者たちと合流する。しかし一行は死者の襲撃を前にしながら対立。ゾンビの群れは容赦なく押し寄せてくるが……。緩慢な動きながら、生者を襲うことで限りなく増殖し続け、脳を破壊しない限り滅びないゾンビ、そしてその襲撃に立ち向かう人々を描いたホラーシリーズ第1作。製作時の社会・世相を反映した物語はそのたびに恐怖と衝撃を呼んでいる。
引用:https://eiga.com/movie/21945/

◆公開:1968年
◆原題:Night of the Living Dead

✔ POINT

『オブ・ザ・リビングデッド』ですが、この作品無しでは語れないので取り扱います。ロメロ監督のゾンビシリーズ第一弾。1968年に公開された伝説のゾンビ映画です。「のろのろ動くゾンビ」「ゾンビに噛まれたらゾンビになる」「ゾンビを殺すには頭を狙う」などなど、ゾンビのスタンダードを作ったのがこの作品です。

因みに先日公開されたジム・ジャームッシュ監督のホラーコメディ映画『デッド・ドント・ダイ』も本作のオマージュが散りばめられています。

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ゾンビ

「ゾンビ映画」というジャンルを確立した、ジョージ・A・ロメロ監督による傑作ホラー。惑星から降り注いだ光線により、地球上の死者がゾンビとして復活した。その群れは生者に襲いかかり、噛みつかれた者もゾンビへと変貌、生ける屍たちは瞬く間に世界中を覆い尽くしてしまう。テレビ局員のフランと恋人スティーブン、SWAT隊員のロジャーとピーターはヘリコプターで脱出し、郊外の巨大ショッピングモールにたどり着く。モール内のゾンビを一掃し食料と安全を確保したものの、物資を狙う暴走族の集団に扉をこじ開けられ、ゾンビの大群までなだれ込んできてしまう。ゾンビ、暴走族との三つどもえの殺戮戦の中、生き残りをかけて奔走するフランたちだったが……。(後略)
引用:https://eiga.com/movie/18323/

◆公開:1978年
◆原題:Dawn of the Dead

✔ POINT

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』に次ぐロメロ監督のゾンビシリーズ第二弾。

映像、演出、ゴア描写、音楽…全てにおいて格段に前作よりもパワーアップした作品。「ショッピングモールで彷徨う大量のゾンビ」は、当時のアメリカの大量消費社会を痛烈に皮肉った社会的メッセージが込められている事でも有名。また、ロメロ監督が脚光を浴びだしたのはこの作品が元々のきっかけであり、その後に『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』も注目されるようになったと言われています。

死霊のえじき

ゾンビは増殖を続け、地球を埋め尽くそうとしていた。軍の地下基地ではサラを始めとする科学者たちがゾンビに関する研究を行なっていた。ローガン博士はバブと名づけたゾンビを飼いならしていたが、肝心の研究は遅々として進まず、人間同士の対立も絶えない。そんな争いの果てに、基地内にゾンビたちが侵入。サラたちの運命は?(後略)
引用:https://eiga.com/movie/14888/

◆公開:1985年
◆原題:Day of the Dead

✔ POINT

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』、『ゾンビ』に続くロメロ監督のゾンビシリーズ第三弾。

前二作と比べて圧倒的にリアルかつ容赦なく描かれたグロシーンは、今見てもかなり見ごたえがあります。まともなCG技術がなかったこの時代に、極限までリアルを追求した特殊メイクを手掛けたのがトム・サヴィーニ。彼は前作『ゾンビ』や、有名ホラー映画『13日の金曜日』、『悪魔のいけにえ』など数々の作品の特殊メイクを手掛けたすんごい方です。

因みに…ローズ大尉がゾンビのえじきになるシーンで使用された内臓に関しては、ガチモンの豚の内臓だったんですよね。しかも撮影本番時には腐ってしまっていて、それをガチで食べた演者たちは撮影後に嘔吐したという有名な小話があります。

ランド・オブ・ザ・デッド

ある日突然死んだはずの人間が次々とゾンビになり、そのうちの一人が知恵をつけ始めた。銃や、器具を使うことを覚えたゾンビたちにライリー(サイモン・ベイカー)やわずかな生存者たちは窮地に追い込まれる。
引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/322540/story/

◆公開:2005年
◆原題:Land of the Dead

✔ POINT

本作では、ロメロ監督が創り上げたゾンビスタンダードが、ロメロ監督によって覆されています。この作品の中で描かれているゾンビは、知能があるんですよね。ゾンビ間で会話もするし、学習能力もあって、銃まで使ってしまう。完全に新しいゾンビの姿を描いています。それもそれで面白く、ロメロファンの間では低評価が多く見受けられましたが、個人的には十分すぎるほど楽しめた作品でした。

因みに、わりと馴染みのある俳優さんが沢山出ています。大御所デニス・ホッパーをはじめ、サイモン・ベイカーやジョン・レグイザモ、サイモン・ペッグ、エドガー・ライトなど。

ダイアリー・オブ・ザ・デッド

ジェイソン(ジョシュア・クローズ)は、ペンシルバニアの山中で夜中に仲間たちと卒業制作のホラー映画を撮影していた。そこで各地で死者がよみがえっているというニュースをラジオで聞きつけた彼らは、急きょ寮へと駆けつける。そして恋人デブラ(ミシェル・モーガン)を無事に発見したジェイソンは、仲間たちとトレーラーで一路家路を目指すが……。
引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/328550/story/

◆公開:2007年
◆原題:Dairy of the Dead

✔ POINT

いわゆる”POV形式”のゾンビ映画にロメロ監督が挑んだ作品です。POVといえば『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『REC』、『パラノーマル・アクティビティ』などが代表的です。

ただ…個人的にPOV形式の映画ってすごく苦手で…酔うんですよね、映像に(笑)なのであまり高い評価を付け難いのと、ロメロ作品の中ではわりと印象に残らないストーリーの作品でした。巨匠と言えども、こういうのもある。

とはいえ、いくつになっても新しいものにチャレンジし続けたロメロ監督には感銘を受けます。

サバイバル・オブ・ザ・デッド

突如よみがえった死者が人々を襲い地獄と化した世界、元州兵のサージ(アラン・ヴァン・スプラング)率いる一行は、安全な場所を求めさまよっていた。ある時、死者がよみがえることのない安全な島があるという情報を得た彼らは、疑いつつもかすかな望みをかけてその島へ向かうことに。しかし、何とかたどり着いた彼らを待ち受けていたものは……。
引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/336333/story/

◆公開:2009年
◆原題:Survival of the Dead

✔ POINT

ロメロ監督の遺作となった映画。

本作は前作の『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』で脇役だったキャラクターを主人公にしたスピンオフ的な作品です。因みにPOV形式ではありません。

これまでは「人間VSゾンビ」がスタンダードでしたが、本作では「人間とゾンビの共存」という、これまた斬新で新しいゾンビ映画の形を築いています。生涯ゾンビ映画を愛し、最後の最後まで新しいことに挑戦し続けたロメロ監督の姿は称賛に値します。

ジョージ・A・ロメロ監督の関連作品

続いて、ロメロ監督作品のリメイクやドキュメンタリーの作品郡を紹介します。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世記

ゾンビに囲まれた一軒の農家に立てこもった男女7人のサバイバルを描くスプラッタ・ホラー。「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」(1968)のリメイクで、製作はジョン・A・ルッソ、ラス・ストレイナー、原作はジョン・A・ルッソ(オリジナル版脚本)、ジョージ・A・ロメロ(オリジナル版原案)、監督はトム・サヴィーニ、撮影はフランク・プリンツィ、音楽はポール・マックローグ、編集はトム・ダベンスキー、美術はジェームス・フェンが担当。出演はパトリシア・トルーマン、トニー・トッド、トム・トールズなど。
引用:https://eiga.com/movie/47407/

◆公開:1990年
◆原題:Night of the Living Dead

✔ POINT

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(1968)』のリメイク版。監督は、ロメロ作品で特殊メイクを務めたトム・サヴィーニです。

原作をほぼ受け継ぎながらも、公開当時の90年代のアメリカ社会の世相にあわせたアレンジが加えられています。原作は気になるけどクラシックな映像に抵抗のある方は、こちらのリメイク版を鑑賞するのもありかもしれません。

ドーン・オブ・ザ・デッド

アメリカのワシントン州エベレット。看護婦のアナ(サラ・ポーリー)は仕事を終えて帰った翌朝、人間たちが凶暴化し、機敏な動きで次々と人間を襲う光景を目にする。パニックに陥った彼女は、夢中で自動車に乗り込み、町を離れようとするが……。
引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/318590/story/

◆公開:2004年
◆原題:Dawn of the Dead

✔ POINT

『ゾンビ(1978)』のリメイク版。原作でも舞台となっていたショッピングモールが、リメイク版でも同様の舞台になっています。

リメイク版の中では個人的に一番好きな映画です。そもそもロメロ監督をしっかりと認識し出したのはこのリメイク作品がきっかけだったかもしれません。

序盤から緊迫感が凄いです。高速ゾンビと容赦ない痛々しい残虐描写にどれだけ寿命が縮まったか。

デイ・オブ・ザ・デッド

アメリカ・コロラド州レッドヴィルで24時間の検疫隔離演習の命令が下され、ローズ大尉(ヴィング・レイムス)率いる州兵が道路封鎖を開始する。この街出身のクロス伍長(ミーナ・スヴァーリ)は町内の巡回に出かける。実家に立ち寄った彼女は、母親が高熱を出しているのを知り病院に連れて行くが、ロビーは診察を待つ人々でごった返していた。
引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/329401/story/

◆公開:2008年
◆原題:Day of the Dead

✔ POINT

『死霊のえじき(1985)』のリメイク版。ですが、オリジナルとはストーリー設定が大幅に変更されています。

主演は「アメリカン・ビューティ」でケヴィン・スペイシーが恋しちゃった女の子役のミーナ・スバーリです。ゾンビ映画の教科書と言わんばかりのよくあるストーリーではありますが、テンポも良く、尺も85分という短い作品なので、さくっと見れます。

チルドレン・オブ・ザ・デッド

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のジョン・A・ルッソーが放つゾンビホラー。特殊メイクの第一人者、トム・サビーニ主演作。勢力を増すゾンビと死闘の末、勝利した人類であったが、喜びも束の間、それは新たなる恐怖の始まりでしかなかった。
引用:https://www.amazon.co.jp/

◆公開:2001年
◆原題:Children of the Living Dead

✔ POINT

主演はロメロ作品でお馴染みのトム・サヴィーニ。特殊メイクアーティストという枠だけに留まらず、監督から主演まで務めるというハイポテンシャルぶり。

この作品は私も未見なのですが…某映画批評サイトではかなり酷評されているようです。「意味不明で絶望的につまらないゴミ映画」とまで言われているのを見かけました(笑)

いや、逆に気になるな…。見るか分かりませんが、もし見た時にはレビューします。

ドキュメント・オブ・ザ・デッド/ジョージ・A・ロメロのゾンビワールド

出典:https://www.imdb.com/title/tt0173771/?ref_=nv_sr_srsg_0

79年に全世界で公開・大ヒットし、ホラー映画の不滅の金字塔となった「ゾンビ」のメイキングフィルム。78年冬のピッツバーグ郊外での「ゾンビ」撮影風景、当時のスタッフ・キャストのインタビューが収録され、トム・サヴィーニのメイクアップ風景やショッピングモール内の撮影風景など、ファン必見の映像のほか、配給をめぐるトラブルなどのジョージ・A・ロメロの談話が興味深い。それに加え、ロメロの劇場映画の名場面や、「ミクロの決死圏」をもじった彼の洗剤のCM、「マスターズ・オブ・ホラー/悪夢の狂宴」の撮影風景なども収録。「ゾンビ」というより、ロメロ個人の映像作品とその作り方を知るための作品と思った方がよい。
引用:https://www.allcinema.net/cinema/27021

◆公開:1985年
◆原題:Document of the Dead

✔ POINT

『ゾンビ(1978)』のメイキングドキュメンタリーです。そもそもピッツバーグの大学の教材として使用する為に撮られたことが製作理由だったとか。

若かりしジョージ・A・ロメロ監督が拝めます。ロメロファンなら唸ってしまう程のレア映像かもしれませんが、レア過ぎてVOD配信は今のところなく、DVDのみの取り扱いみたいですね。

ドキュメント・オブ・ザ・デッド 製作35周年特別版 [Blu-ray]

ジョージ・A・ロメロ監督と関係のないその他作品

ここからはロメロ監督作品でもなく、またリメイクなどの関連作品でもない、ロメロ監督とは無関係の『オブ・ザ・デッド』系ゾンビ映画集になります。

ショーン・オブ・ザ・デッド

ロンドンの家電量販店で働くショーン(サイモン・ペッグ)は、その無気力さに嫌気が差した恋人のリズ(ケイト・アシュフィールド)から別れを告げられてしまう。次の日、落ち込んだショーンが目覚めると、街は大量のゾンビであふれかえっていた。ショーンは、愛するリズを救うため、エド(ニック・フロスト)と一緒に立ち上がる。
引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/321099/story/

◆公開:2004年
◆原題:Shaun of the Dead

✔ POINT

ゾンビコメディの傑作と言ったらこれでしょう。個人的にこの作品好きすぎてDVDまで購入し擦り切れるほど見ました。ショーンをとりまく登場人物との人間模様が面白おかしく描かれており、ゾンビ映画ならではのグロさもほどよくあり、オチまで抜かりの一切ない、見ごたえありまくりな良作。

エドガー・ライト×サイモン・ペッグ×ニック・フロストが集まるとワクワクが止まりません。大好きな映画人たち。

ベルリン・オブ・ザ・デッド

新型ウィルスでゾンビが大量発生する中、アパートに取り残された人間の決死の脱出劇を描いたホラー。ガールフレンドのガビに会うため、久しぶりにベルリンに戻って来たミシェル。しかし、彼女の部屋にはどこか様子のおかしい配管工がいるだけで…。
引用:https://www.amazon.co.jp/

◆公開:2010年
◆原題:Rammbock

✔ POINT

邦題タイトルからもお察しかと思いますが、ドイツ産ゾンビ映画です。上映時間59分というドラマ並みの尺ですが、映像、ストーリー共にしっかりしていて低予算で作られた割にかなり見ごたえのある作品。

ポスター画像⇧はこんなんですが、実際はゴア描写少なめなので耐久ない人も大丈夫です。

ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド-

キューバ史上初のゾンビ映画で、ゾンビ退治で金儲けを始めた男が人々を救うために奮闘する姿を描いたコメディ。ある日、キューバの首都ハバナに凶暴なゾンビが出現し、噛まれた人間が次々とゾンビ化。街は瞬く間に血肉をむさぼるゾンビであふれていく。それまで何をするでもなく人生を過ごしてきた40歳のフアンは、ゾンビ退治をビジネスにしようとリーズナブルな料金でゾンビ退治を請け負う「フアン殺人代行社」を立ち上げる。しかし、感染者は増大する一方で手に負えない状態に。残された道は、ゾンビであふれたキューバ島から脱出することしかない……。
引用:https://eiga.com/movie/77287/

◆公開:2011年
◆原題:Juan de los muertos

✔ POINT

キューバ初のゾンビ映画。ゾンビ退治で金を儲けるという、他のゾンビ映画では見たことのない能天気なストーリーです。

かなりユルめなコメディ色の強い作品ですが、絶妙にツボが抑えられていてB級駄作かと思いきやなかなかの良作。

インド・オブ・ザ・デッド

インドのリゾート地ゴアを舞台に、ゾンビの大群に立ち向かう若者たちの戦いをコミカルに描いたインド初の本格ゾンビコメディ。「ヒッピーの聖地」と呼ばれるビーチリゾート、ゴアにやって来たハルディク、ラヴ、バニーの青年3人組は、離島で開催されるロシア人マフィア主催のパーティに潜り込む。ところが、飲んだ者がゾンビ化する新型ドラッグにより、会場はゾンビだらけになってしまう。金欠でドラッグを買えずゾンビ化を免れた3人は、ホラー映画で得た知識とゲームで鍛えた射撃能力を頼りに、ピンチを切り抜けようと奮闘する。出演は、「エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ」「たとえ明日が来なくても」のサイフ・アリー・カーン。アメリカ在住のインド人監督コンビ、ラージ・ニディモールー&クリシュナ・DKがメガホンをとった。
引用:https://eiga.com/movie/81765/

◆公開:2013年
◆原題:Go Goa Gone

✔ POINT

キューバに続き、本作もインド初となるゾンビ映画。コメディ色強めです。ドラッグの副作用でゾンビと化した群衆に襲われるドタバタ劇で、展開やオチはかなりベタベタ。ボリウッドならではの歌って踊るダンスシーンはありません。

ダスク・オブ・ザ・デッド

『呪怨 ザ・グラッジ3』のトビー・ウィルキンス監督が贈るホラー。キャンプに出掛けたセスとドリーは、道中でデニスとレイシーカップルに遭遇。デニスは彼らに銃を突きつけ車に乗車。その後、立ち寄ったガソリンスタンドでレイシーが死体を発見し…。
引用:https://www.amazon.co.jp/

◆公開:2008年
◆原題:Splinter

✔ POINT

ゾンビ映画ではないので要注意。これこそ日本配給会社が『オブ・ザ・デッド』の流行りや知名度にあやかって付けた変な邦題タイトルシリーズですね。原題は『Splinter』、つまりトゲトゲが襲ってくるホラーアクションです。

作中では肝心のトゲトゲがあまり鮮明に映りませんが、全体的にコンパクトにまとめられており割と楽しめる隠れたB級映画の良作です。

ワイルド・オブ・ザ・デッド

『サウスパーク』のグラスゴー・フィリップスの監督デビュー作。カウボーイ・ルークと共に汚職まみれの保安官から金銭を奪った脱走兵のエルマーは、ひょんなことからアパッチ女戦士・スーと手を組むことに。だが、ゾンビたちが彼らを待ち受けていた。
引用:https://www.amazon.co.jp/

◆公開:2007年
◆原題:Undead or Alive

✔ POINT

ウェスタンゾンビコメディ。『ダスク~』同様に、原題に『オブ・ザ・デッド』は付いていませんが、こちらはちゃんとゾンビ映画です。西部劇とゾンビを組み合わせるって、アメリカならではな斬新なアイディアに驚きます。

個人的にデス妻で好きなキャラクターだったマイク・デルフィーノ役のジェームズ・デントンが出ているのでテンション上がりました。もう還暦間近みたいですが、甘いマスクがかっこいい。

セール・オブ・ザ・デッド

 “生きている死体”をめぐるホラー・コメディ。18世紀のアイルランド。殺人罪に問われ、相棒のウィリーが処刑されたその日、牢屋にいる墓荒らしの死体泥棒アーサーの元にダフィーという神父が訪ねてくる。死刑囚の最後の言葉を聞くというダフィーに“自分は死体泥棒だが人殺しはしていない”と言うアーサーは、信じられないような自分の体験を語り始める。それは、貧しかった彼が、死んでいるのに人を襲う奇妙な死体“アンデッド”を発見し、それらを売って大金を得ていた、という驚くべき話だった。この話にすっかりハマりこむダフィー神父だったが…。
引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/346823/story/

◆公開:2008年
◆原題:I Sell the Dead

✔ POINT

こちらの作品も原題に『オブ・ザ・デッド』は付いていません。(『オブ・ザ・デッド』が付いていない作品群を総称する名前をそろそろ付けたい…)ゾンビ映画ですが、ゾンビはそこまで出てきません。ただ、それなりに楽しめるゾンビコメディです。

個人的にドミニク・モナハンはどうしてもイカれたサイコパスってイメージが拭えなくて…たぶん『PET(2016)』ってサスペンス映画のせいです。本作とは関係ないですが面白いのでそちらも是非。

さいごに

だいぶ長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。

『オブ・ザ・デッド』系ゾンビ映画への探求心から、その起源を遡り過ぎた挙句、ロメロ監督ヒストリー的な記事になってしまいましたが、個人的にも勉強になりました。

しかし『~・オブ・ザ・デッド』ってこんなにあるんですね…邦題で勝手に付けられているものもありますが。

本当はもっとあるんですが、今回は名作+独断と偏見で抜粋した作品に絞ってご紹介しました。

ゾンビ好き、ホラー映画好きな方々にとって少しでも参考になれば幸いです。

ABOUT ME
いもり
27歳OLの会社員兼映画ブロガー。ただの人並みの映画好きがつたない文章で細々と映画について語っているブログです。オールジャンル見ますが、悪趣味胸糞映画が一番好き。激辛料理が大好きです。詳しいプロフィールはこちら