サスペンス

65年ぶりのアカデミー&カンヌW受賞作品『パラサイト 半地下の家族』の解説、感想、口コミまとめ(※ネタばれあり)

うわああああぁ気づいたら7月半分過ぎていた…今月1本目のブログ記事です。

月初本業で鬼作業していたのと、後半は完全に怠慢なのと、あと最近動画編集始めたのと…理由はいろいろですが。そんなことよりパラサイト。

本題に戻りまして。今日は『パラサイト 半地下の家族』の解説、感想、口コミをまとめていきます。

とりあえず一言感想

チャパグリは普通に2袋使うから食いきれない説

やっと見ました見れました。Amazonプライムで配信当日にみました。コロナ的なアレでずっと映画館行けなかったので、サブスクに感謝。

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あらすじ

半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。
引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/368576/story/

概要

◆原題:Parasite
◆制作年度:2019
◆ジャンル:サスペンス
◆上映時間:132分

各賞を総なめにしたことでかなり話題になった本作。

主軸は韓国らしさMAXのサスペンスですが、その他にもホラー、コメディ、社会派的な要素も組み込まれていて、驚きや恐怖、笑いなどたくさんの感情が湧き出るジャンルミックス。

監督は『殺人の追跡(03)』や『グエムル -漢江の怪物-(06)』のポン・ジュノ。

脇を固める俳優陣も実力派ぞろいです。キム一家の父親役ソン・ガンホ(⇩)は上記ポン・ジュノ2作品にも出演しています。

引用:https://www.imdb.com/title/tt6751668/?ref_=nv_sr_srsg_0

その他にも『復習者に憐れみを(02)』や『親切なクムジャさん(05)』など、あのパク・チャヌク監督作品にも多数出演する、「あ~この人見たことある!」と絶対言っちゃうような、韓国を代表する俳優さんの一人です。

監督・キャスト

<監督>
◆ポン・ジュノ

<キャスト>
◆ソン・ガンホ
◆イ・ソンギュン
◆チョ・ヨジョン
◆チェ・ウシク
◆パク・ソダム

感想(※ネタばれ注意)

「半地下の家族」=韓国の貧困層の特徴である

ソン・ガンホ率いるキム一家は、韓国の薄汚い半地下にあるアパートに住んでいるという設定なんですが、そもそも半地下に暮らす人々って?韓国ではどういう認識をされている層の人を指すの?この部分についてちょっと調べてみました。

引用:https://www.imdb.com/title/tt6751668/?ref_=nv_sr_srsg_0

作品を見ても顕著ですが、韓国で半地下に住む家族は、貧困層としてみなされている、「貧困の象徴」であるのがマジな現状。

その歴史をたどると、どうも北朝鮮が絡んでいるようで。1960年代半ばから、韓国に対する北からの挑発が派手になり始め、韓国政府は住宅建築の際に地下層を設置することを義務付けたそうです。緊急事態に備えたシェルター的な感じでしょうか。

その地下層が、避難場所ではなく居住空間として使用され始めたのは1975年から。60年代から徐々に見え始めた経済成長の影響で、首都ソウル市内への人口が爆発的に増加し、それによって住居空間の不足が社会問題となっていました。

以上のような時代背景から、地下層で生活する人々が増えていったようです。

そして現在、半地下=貧困家庭がひっそりと暮らす典型的な住居となっています。人口統計データによると、韓国の約82万人以上が半地下で生活しているのが現状です。

「ディテール・ポン」のリアルにとことんこだわった演出

引用:https://www.imdb.com/title/tt6751668/?ref_=nv_sr_srsg_0

そんな韓国の現状って、正直この作品をきっかけに知ったことなんですが、知らなかったわりにそれが凄くリアルに感じれたのが印象的でした。

というのも、ポン・ジュノ監督って「ディテール・ポン」って呼ばれてるらしく。細部(ディテール)までこだわりまくる職人気質な方みたいです。

そんな監督の脇を固めるスタッフ陣もかなりの敏腕ぞろいだったようで、キム一家の半地下の住居や地下街は全部セットで造られたもの。雰囲気を最大限に出すために蚊やハエも飛ばしたんだとか。画面を超えて匂いまで伝わってきそうなレベルでリアルでした。

因みに、キム一家がパラサイト(寄生)していく新しい就職先であるパク一家の豪邸もセットらしいです。

引用:https://www.imdb.com/title/tt6751668/?ref_=nv_sr_srsg_0

【話題のチャパグリ】確かにウマそうだった、けど

けど、あれ2袋使わないといけないじゃないですか。

完全にこれは余談なのですが、ウマそう過ぎて、アレ、実際に作ってみたんです。

案の定お腹いっぱい過ぎて食いきれませんでしたね。しかも牛肉なかったので肉無しの麺だけだったのに、それでも食えず。昼と夜に分けて食べました。

そもそもチャパグリってなんぞやって話ですが、パラサイトの劇中で出てくる、農心が発売しているインスタントジャージャー麺と海鮮風ピリ辛ラーメンをMIXした炒め麺の事を指します。劇中ではその上に牛肉も乗っている、かなりボリューミーな一品。

私の好きな韓国You Tuberも実際にチャパグリを作っているので、参考イメージ用に⇩

韓国では、混ぜる必要のない2つが1つになった商品が販売されてるみたいですが、今のところ日本上陸はまだっぽい。

ただ「チャパグリセット」なるものは販売されてるみたいですね。気になる方は、是非。


総合評価

面白かった。

ただのサスペンスではない、ジャンルミックスという意味が確かによくわかる。

ただ、見る前に本作を見たという知人・友人に感想を聞いていたのですが、みんな口をそろえて「トラウマ映画…」「三日三晩引きずった……」などと大打撃を受けていた人多数で。私の周りだけなのか、大多数がそうなのか。

個人的には、トラウマ級までは感じませんでした。面白い事には変わりないんですが、ズドンと来るようなディープヘビーな闇はそこまで。

トラウマレベルで示すなら『オールドボーイ(03)』とか『チェイサー(08)』『悪魔を見た(10)』がレベル10だとすると、『パラサイト』は6くらいでしょうか。何の参考にもならないかもしれませんが、上記に挙げたくっそトラウマ級映画を見れる方ならパラサイトは余裕かと思われます!

しかし、韓国映画の勢いは昨今ますます凄いですよね。同じアジア圏の日本と比べても、やはり頭一つ飛び抜けているのは顕著かも…。嫉妬を覚えるほど、ほんと面白くてレベルの高い良作が多数あります。

とはいえ、日本も2018年に『万引き家族』でパルムドール取ってるんですよね。是枝さん。韓国に負けず劣らず、日本映画界にも更なる飛躍を期待したいものです。だいぶ上から目線な発言ですみません。

口コミ

パラサイトのTwitter上での口コミです。

ポン・ジュノ監督おすすめ作品

本作以外で、ポン・ジュノ監督のおすすめ作品を厳選2本ご紹介。

◆邦題:殺人の追跡
◆原題:MEMORIES OF MURDER

◆制作年度:2003
◆ジャンル:サスペンス
◆上映時間:130

1986年、韓国ソウル郊外の田舎町で若い女性の変死体が発見される。地元刑事のソン・ガンホ演じるパク刑事は事件解決のため地道に調査を進めるが、一向に解決に繋がる証拠がつかめない。そんな中、新たな事件が起きてしまう。本当に起こった未解決連続殺人事件をベースにした物語。韓国サスペンスといったら!といえるほど、必ずおススメに出てくる名作中の名作。

◆邦題:母なる証明
◆原題:Mother

◆制作年度:2009
◆ジャンル:サスペンス/ドラマ
◆上映時間:129分

未亡人のヘジャ(キム・ヘジャ)と、障害を抱えた一人息子トジュン(ウォンビン)。ある日街で女子校生殺害事件が起こり、トジュンは事件の容疑者になってしまう。息子の無実を晴らすべく、真犯人を突き止めるために死にもの狂いで奮闘する母と子の愛と絆を描くサスペンス。ポン・ジュノらしい緻密な伏線が張られた、一瞬たりとも目を離せない作品。
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いもり
27歳OLの会社員兼映画ブロガー。ただの人並みの映画好きがつたない文章で細々と映画について語っているブログです。オールジャンル見ますが、悪趣味胸糞映画が一番好き。激辛料理が大好きです。詳しいプロフィールはこちら